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千葉県における山林取得及び森林再生事業に関するお知らせ

2024年12月16日

当社(東京都港区、以下「タケエイ」)は、千葉県市原市において山林を取得いたしました。また、千葉県において森林再生事業にも取り組むことになりましたので、併せてお知らせいたします。

1. 千葉県における山林所有について

タケエイは、千葉県市原市において地元企業が所有する山林(原野・畑含む)321,471㎡を取得いたしました。千葉県森林組合及び、当社傘下の株式会社タケエイ林業(東京都港区)とも連携し、策定した森林経営計画に沿って雑木林から生産性のある山林へ転換し、自然環境や生物多様性が回復軌道に向かう(ネイチャーポジティブ〔自然再興〕)山林となるよう、50~100年のスパンにて森林再生に取り組みます。また、循環型林業による新規ビジネスの創出を目標に、将来的には千葉県全域における事業展開をめざします。

2. 千葉県における森林再生事業について

(1)森林経営計画に沿った森林整備について

2019年に発生した台風15号及び19号による千葉県内の風倒木被害民有林について、2023年10月より千葉県森林組合と連携し、策定した「森林経営計画」に沿って森林整備を開始いたしました。同年12月より伐採・搬出作業に着手し、2024年5月には東金市の山林に1,100本の植樹を実施しました。今後も、的確な森林経営計画に沿った森林整備を進め、新たな資源循環モデル構築を目指してまいります。

 

(2)千葉県における森林環境整備事業の委託について

植林、未利用材の調達からチップ化・供給、発電及び売電までの一貫体制を実現している実績から、千葉県森林組合が受注した「令和5年度佐倉市森林環境整備業務委託(追跡調査・森林整備)」において、同組合より委託を受け、2024年1月より森林整備業務を担当しております。森林整備で発生した間伐や主伐により伐採された木材のうち、未利用の間伐材や枝条はチップ化し、当社傘下の株式会社タケエイグリーンリサイクル(神奈川県横須賀市)の横須賀バイオマス発電所にて燃料として活用しています。本事業は森林環境税及び森林環境譲与税を活用した県内初の取組みでもあり、今後も千葉県における森林再生の重要な施策として、千葉県森林組合と共に持続的な森林経営を目指してまいります。

 

(3)千葉県産スギ特定母樹の普及について

日本製紙グループとパートナー契約を締結し、タケエイ大木戸事業所(千葉県千葉市)の敷地内にて、2024年度より千葉県で初めて配布された千葉県産スギの「特定母樹」試験生産に挑戦しています。生産した苗木は、千葉県森林組合の森林経営計画に沿って植林する予定です。

3. 今後の見通し

本件が当社連結業績に与える影響は軽微です。今後開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

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