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(株)信州タケエイ 農業参入のお知らせ

2025年5月16日

当社子会社の株式会社信州タケエイ(長野県諏訪市、以下「信州タケエイ」)は、本日付けで「株式会社信州アグレーション」(以下、「信州アグレーション」)を設立し、農業に参入いたしますのでお知らせいたします。

1. 設立の趣旨

信州タケエイは、産業廃棄物・一般廃棄物の収集・運搬、中間処理・リサイクル、解体工事、環境コンサルティング事業を展開しており、今後大量廃棄が見込まれる太陽光パネルのリサイクルやリユース事業についても先駆けて取り組んでおります。また、「地域や社会に根ざした環境活動を推進する」環境方針のもと、事業所周辺や諏訪湖湖畔の清掃活動など、地域貢献活動を積極的に行い、事業による環境影響を最小限にとどめ、地域社会の生活環境保全に努めております。

今般、地元の皆様のご協力のもと事業活動を行う中で、信州タケエイ本社・事業所周辺における耕作放棄地の増加に着目しました。農業には、生態系の維持や水源涵養といった環境保全の機能があるため、耕作放棄地の増加は環境機能を低下させ、地域の自然環境や生活環境を脅かす要因となります。そこで、農業分野による地域貢献と環境保全のため信州アグレーションを設立することにいたしました。当社グループにおいて農業に取り組む法人の設立は、木質バイオマス発電で発生する余熱を有効活用した高糖度トマト栽培を行っている株式会社津軽エネベジ(青森県平川市)に続いて2例目です。なお、社名については、Agriculture(農業)、Rescue(救う)、Promotion(振興)からなる造語です。地域農業の持続的な発展、環境保全と地域社会への貢献に対する想いを象徴して名付けております。

 

当面は、長野県で安定した収穫が見込める米とそばを栽培し、事業収益性の検証を経て、3年目以降で本格的な農地拡大を計画しております。そして、農業とリサイクル技術を結びつけた資源循環モデルの構築を目指し、農業に由来する廃棄物の再資源化や、産業廃棄物のリサイクル品等の農業への展開も検討してまいります。

当社グループは、廃棄物の可能性を最大化する「WX(Waste Transformation)環境企業」として、自然との調和及び地域の生態系との共生を図りつつ、リサイクル事業の深化や、再生可能エネルギー事業の推進に取り組んでおります。地方創生を踏まえたサーキュラーエコノミー推進の観点から、同様の取り組みが、その推進に相乗効果を生み出すものと確信しており、グループ66拠点の周辺自治体におけるお困り事等に合わせ、拡充を図ってまいります。

2. 信州アグレーションの概要

(1)  名称    株式会社信州アグレーション
(2)  所在地   本社:長野県諏訪市、営業所:長野県塩尻市
(3)  資本金   1,000万円(信州タケエイ100%)
(4)  設立日   2025年5月16日
(5)  事業内容

  ①農産物の生産、加工、販売、貯蔵、運搬及び輸出入

  ②農産物を原材料とする製品の製造販売

  ③農産物直売店及び飲食店の経営

  ④農業体験農園の運営及び管理

  ⑤農村滞在型余暇活動に利用されることを目的とする施設の運営及び管理

  ⑥農業生産に係る作業の受託

  ⑦農業生産に係る資材の製造販売

  ⑧食料品、飲料品及び酒類の企画、製造、小売、卸売、仲介及び輸出

  ⑨上記①~⑧に附帯関連する一切の事業

3. 今後の見通し

当社グループの連結予想に与える影響については軽微です。中長期的には、農業とリサイクル技術を結びつけた農業ビジネスを展開することで、連結業績の向上に貢献していくものと考えております。

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本件お問合せ先

株式会社信州タケエイ:https://www.shinshu-takeei.co.jp/

  • TEL:0266-58-0022(代表)

 

TREホールディングス株式会社 経営企画部

  • TEL:03-6327-2622
  • E-mail:contact@tre-hd.co.jp

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